Feb 28, 2007

Pickadoll[20]


John Dahlback - Blink (Pickadoll[20])

John Dahlback - Sting (Pickadoll[20])

It is not possible to wait.

Feb 27, 2007

Claude Vonstroke


Claude Vonstroke(本名Barclay Crenshaw)。Detroit生まれ、San Franciscoを拠点に活動するDJ、Producer。自身のレーベルDirtybirdも経営。
                                    
2005年に発表した'Deep Troat'がゲップをサンプリングした内容も受け,Richie HawtinらがPLAYした事でも有名に。
                                   
その後数々のリミックスなどを手がけ、2006年には'Beware Of The Bird'をCDで発売。
2007年発売の'Who's Afraid Of Detroit? (Remixes)','The Whistler (Remixes)'にはリミキサーとして3 Channels,Paul Woolford,Stanton Warriors,Audion,Tanner Ross,Kevin Saunderson,Soultek,Diplo,DJ Assault,Jesse Roseなどが並び注目の大きさが伺えます。

この音癖になります。

Feb 20, 2007

Feb 19, 2007

Bumblebee Unlimited


この曲が大好きです。ほんとに。
1976年発売です。ほんと最高です。
Annieちゃんありがとう。

from A to Y

Steve Angello(本名:Steve Josefsson Fragogiannis)24歳。
スウェーデンとギリシャの血を持ちマフィアの家系で育つという異様な経歴を持ち、若くして自身のSize Recordsを経営する傍ら、個人のSteve Angello ,Who's Who?名義, ユニットのA&P Project, Buy Now, Fireflies, First Optional Deal, General Moders, Mode Hookers, Outfunk, Sinners, The, Steve Angello & Sebastian Ingrosso, Supermode名義などでで作曲、リミックスを中心に活躍するスーパースターDJ。


「数年前に僕がDJを始めたばかりの頃、クラブのメイン・アクトとして登場すると、"何の苦労もせずに出世した奴め" って顔で見られたものだよ。僕だってここまで来るのに相当な努力をしてきたのにね」
「僕がプレイを始める前に、ヒット・チューンを連発させてフロアを自分の天下にしてしまうレジデントDJも少なくないんだ。僕より自分の方が上だって見せ付けるためにね。でもそれはとんだ勘違いさ。レジデントDJには、競い合って見せびらかすより、いいパーティーをクリエイトするために、自分の役割をこなすことが重要だと思うんだ。そういう状況に立たされたら、笑って、お酒とショットでも飲んで、"よし、パーティーするぞ" って思うようにしてるよ」


「楽しまなきゃ始まらないのさ。今までたくさんの素晴しいレジデントDJと一緒にプレイして来たよ。ただ、シーンにはクソみたいなレジデントDJもたくさんいる。奴らは人のことなんて全く気にしないんだ。他のDJをリスペクトして、音楽を愛する一心でDJを続けているDJもいるのにね。僕は常に仲間を励まして、新しいトラックを渡すようにしてるんだ。DJには何よりもそういった姿勢が大事だと思っているからね」
彼の「楽しみながら一生懸命仕事をする」 という論理は、明らかに成功していると言えるだろう。
「常に自分を駆り立てながらやってきたよ。すべての事を、179%成し遂げる気持ちで、完璧+αになるように努力してきたんだ」

このように、もしかすると彼の倍の歳のDJよりも、しっかりとした目的を持つ Steve 、彼のこのような性格はアテネでギャングスターの家系に育ち、13歳の時に父親を殺されたという、彼の家庭環境によって培われたのかもしれない。
「こういう家系に生まれた場合、どこかで決断をしなくちゃならないんだ。家族の伝統に沿うのか、他のことをするのか。僕は音楽があったから救われたんだ。そうでなければ父親と同じ運命を辿ってたよ」


以下 インタビュー(Ministry Of Soundからのリリースを記念して)

コンピレーションのリリースや自身のパーティーのラウンチが迫っていますが、Ministry Of Sound との関係はどのようにして始まったのですか?


Steve Angello : 数年前、ちょうど Cement DJ エージェンシーと仕事をするようになった頃、 初めて Ministry でプレイしたんだ。その後、去年の初めに Eric (Morrilo) の Subliminal Sessions でプレイしてね。すごくいいパーティーが出来て、好評だったんだ。それで、もう少し頻繁にプレイしないかって話になってね。それからクラブでよくプレイするようになって、今回の Size Night が決まったんだ。Size は、僕のレーベルの名前でね。だからこれは僕のレーベルのイベントになるんだけど、基本的には僕が呼びたいアーティストを呼ぶって感じかな。単にビッグ・ネームを呼ぶパーティーとは違うよ。


パーティーをホストするのと、レジデントDJになるのとはどう違いますか?


Steve Angello : 全然違うよ。レジデントはレジデントさ。自分をレジデントって呼ぶのは嫌いなんだ。自分のパーティーって呼ぶ方が好きだね。ただ単にクラブに現れて何となくプレイして帰るだけじゃなくて、ゲストDJも選びたいし、パーティーにももっと深く関わりたい。何かをクリエイトするってことが大好きなんだ。それが僕のスタイルなのさ。


クラウドともコミュニケーションを取ったりするんですか?


Steve Angello : もちろんさ。パーティーにはなるべく早めに着くようにしてるよ。それからフロアを歩き回って、バーに行って、VIP ルームをチェックして、友達と会って、ドリンクを飲みながら女の子をチェックしたりね…


今後、イギリスに移住する予定はありますか?


Steve Angello : いいや、スウェーデンを拠点に活動するほうがいいね。ストックホルムが好きだから。イギリスでは大きいパーティーをたくさんやりたいし、出来るだけ頻繁に、月に数回は行きたいと思うけどね。イギリスのシーンの大ファンなんだ。パーティーに遊びに来る人も、エネルギーがあって、精一杯楽しんでて…ただクラブに行くってだけじゃなくて、パーティーしにくるでしょ。それが大事だと思うんだ。


今日のシーンでは、John Dahlback や Ceri Lekebusch といった多くのスウェーデン人プロデューサーの活動が目立っていますね。大規模なクラブ・シーンが無いにも関わらず、なぜスウェーデンという国からは、多くのエレクトロニック・ミュージックが生まれてくるのでしょうか?


Steve Angello : それはスウェーデンって場所が本当に退屈だからじゃないかな。基本的に冬が6ヶ月も続くから、あんまりやることがないんだ。太陽が顔を出すのはせいぜい3~4時間であとは真っ暗。空が真っ暗の時に寝て、空が真っ暗の時にまた起きるんだ。町に出てる人も少ないしね。今年の冬はここ(スウェーデン)もすごく寒くて、みんな外に出たがらないんだ。曲作りを始めたばかりの若いアーティストには、ただ黙々とスタジオで仕事することが一番なんだ。他の国の人よりも、スタジオで費やせる時間が多くあるっていうのが大きな理由じゃないかな。この国ではあまり多くのことを心配しないで済むしね。将来住むところだってあるし、食べ物に困ることもないんだ。


解説にはギャングスターへの皮肉が所々に見られましたが、これはどうしてですか?


Steve Angello : 僕はマフィアの家系で育ったんだ。僕の父親はギリシャ人で、彼の家系はずっと昔からマフィアと関連があってね。そういった環境で育ってきんだけど、'96年に父親が亡くなった時に、それがどんなに危険なことなのか気付いたのさ。彼は銃で撃たれて死んでしまったんだ。それからアテネには年に3~4ヶ月ステイするだけで、その他はストックホルムで生活するようになった。母はスウェーデンに住んでいたからね。子供の時はまだ何も分からなかったからそうやってアテネとストックホルムをいったり来たりしていたんだけど、成長するにつれて、次第に集中して自分の進む道を決めなくちゃならなくなるんだ。こういう家系に生まれた人には、いつか必ず決断をする時が来る。家族の伝統に沿うのか、他のことをするのか。僕は音楽があったから救われたんだ。そうでなければ父親と同じ運命を辿ってたよ。


アテネでのそういった状況は最近になって変わってきましたか?


Steve Angello : アテネには未だ大家族がいるし、昔はよく向こうに行っていたけど、このくらいの年になると、みんな「お父さんに似てきた」とか言い出してくるからね。そうやって始終泣いてもらいたくはないんだ。家族には会いたいけど、アテネに帰ることは考えられないな。古い友達もたくさん向こうにいるんだ…だけどここ最近は、すごく忙しかったからね。そういった事情もあってここ数年帰ってないんだ。


今でもアテネに帰るのは危険なんですか?


Steve Angello : そうだね。向こうにいる時、誰と一緒に行動しているかにもよるけど。家族の昔からの知人と一緒にいれば、僕の身も危険になるよ。「Steve が来たぞ。奴も父親と同じ仕事がしたいかもしれない」って思う人もいるだろうからね。


アテネの家族は あなたがDJとして活躍していることは知っているのでしょうか?


Steve Angello : 知っているよ。「いいじゃないか、自分の生きたいように生きて幸せになってくれ。僕たちのようにならなかったことを良かったと思いなさい。がんばってくれ」って言ってくれてる。一度そういった面倒な組織に巻き込まれると、二度と抜け出せないからね。僕は、悪さして町を逃げ回る生活より、DJ にフォーカスしている方が全然幸せなんだ。


あなたは23歳という若さで、DJとしてもプロデューサーとしても大成功していらっしゃいますが、常にトップを目指して自分を駆り立ててこられたのでしょうか?


Steve Angello : 常に自分を駆り立てる気持ちでやってきたよ。すべての事を、179% 成し遂げる気持ちで、完璧+αになるように努力してきたんだ。機会があったから、それに飛びついたんだ。考えたり戸惑ったりすることなしにね。欲しいものがあれば手に入れる。そうやってきたんだ。


DJとしてニュー・テクノロジーの扱い方を常に学んでいらっしゃいますか?


Steve Angello : 学んではいないな。楽しんでるって言った方が正しいと思う。DJをしていると、いろいろな人に会うよね。ある場所では、一定のクラウドがつくこともある。そうすると、そこでプレイするのが楽しみになる。それは、そこに行けば自分の知ってる顔があって、そういった人が見に来てくれるのは、自分のプレイが好きだからってことを知ってるからさ。自分の好きなことをして、お金がもらえるなんて本当に嬉しいことだよ。お金をもらえなくたって続けているだろうに。
最近のDJビジネスは発達しすぎてしまったと思うんだ。かなりの多額をオファーしてきたギグを断ったことも数回あってね。ギャラが高くてもクソみたいなパーティーで回すより、ギャラが少なくてもいいパーティーでプレイした方が全然いいんだ。


ここ数ヶ月でたくさんの大物アーティストのリミックスを手掛けられてきましたが、どのようにしてメジャー・アーティストからのオファーを受けるようになったのですか?


Steve Angello : まず、僕は Moby の大ファンでね。今回も、彼のレーベルがリミックスをオファーしてきて、二つ返事でオッケーしたんだ。ギャラが幾らかも尋ねること無しにね。僕の働き方はいつもこうなのさ。いくら大金を積まれて Jennifer Lopez のリミックスをしてくれって言われても、すぐに断るだろうね。でも、その5分の1のお金で Madonna をリミックスしてくれって言われたらやるよ。僕は常にお金のことばかり考えてるタイプの人間じゃないんだ。自分のやりたいことを楽しんでやる方が大事だと思う。仕事を楽しんでやれば長く続けられるからね。


Jennifer Lopez より Madonna を選ぶ理由は何なのでしょうか?


Steve Angello : Madonna はアーティストだからさ。彼女のことは一つの例として挙げただけだけど、彼女はこの業界で唯一成功している女性アーティストの一人なんだ。Madonna は僕にとって本当のアーティストだけど、Jennifer Lopez は単なるプラスティックのフィギュア。ここは大きな違いだけど、彼女はアーティストというより、商品のような存在なんだ。僕は商品にはなりたくない。ただクラブに行って、笑いもせずにたった2時間回しただけで大金を稼ぐようなDJにはね。僕は楽しんでパーティーする主義なのさ。だからプレイの間もずっとスマイルしてるはずだよ。


Ministry Of Sound のコンピレーションの解説に記された文章はとても明白ですね。あなたは「僕が戦ってきたレジデントDJたちへ」と感謝の意を示していますが、今までにDJから嫉妬されることも多かったのでしょうか?


Steve Angello : もちろんさ。数年前に僕がDJを始めたばかりの頃、クラブのメイン・アクトとして登場すると、「何の苦労もせずに有名になった奴め」って顔で見られたよ。僕だってここまで来るのに相当な努力をしてきたのにね。僕がプレイを始める前に、ヒット・チューンを連発させてフロアを自分の天下にしてしまうレジデント DJ だって少なくないんだ。僕より自分の方が上だって見せ付けるためにね。でも、それはとんだ勘違いさ。レジデントDJには、競い合って見せびらかすより、いいパーティーをクリエイトするために、自分の役割をこなすことが重要だと思うんだ。


そういった人々はどうやって対処しているのでしょうか?


Steve Angello : そういう状況に立たされたら、笑って、お酒とショットでも飲んで、「よし、パーティーするぞ」って思うようにしてるよ。だって、楽しまなきゃ始まらないのさ。今までたくさんの素晴しいレジデントDJと一緒にプレイして来たよ。ただ、シーンにはクソみたいなレジデントDJもたくさんいる。奴らは人のことなんて全く気にしないんだ。他のDJをリスペクトして、音楽を愛する一心でDJを続けているDJもいるのにね。僕は常に仲間を励まして、新しいトラックを渡すようにしてるんだ。DJには何よりもそういった姿勢が大事だと思っているからね。


解説には、「あのストーカーを何とかしなくちゃね」という一文が記されていたのですが…?


Steve Angello : それは Axwell へのメッセージだよ。彼はある女の子からストーキングされててね。彼女は何処にでも現れるんだ。よくその話をするんだけど、ある日彼がドイツから電話してきて、「今ドイツなんだけど、彼女がいるんだ。本当にどうかしてるんじゃないか」って言ったんだ。あれは確か15回目だったね。


どうやって対処するのでしょうか?


Steve Angello : わからないけど…。まぁ、何とかなるでしょ。


ご自身にも似たような経験はあるのでしょうか?


Steve Angello : いいや。かなり頻繁に遊びに来てくれる人はいるけどね。ニューヨークやスウェーデン、スペインいろいろな場所にファンはいるけど、彼らはただ音が好きで毎回のように遊びに来てくれているんだ。自分が好きなDJ がいて、自分にそのDJと一緒に旅して回るお金があったら、どうして行っちゃダメなの?旅行すると同時に好きなDJをみて、楽しんでるだけじゃないか。


(Higher Frequency January 2006)



Was Not Was - Eric Prydz & Steve Angello


Moby - Raining Again(Steve Angello's Vocal Mix) (Mute)


Buy Now - For Sale(Felix Da Housecat Remix) (La Mode)

Feb 17, 2007

Alex Ridha


Alex Ridha(本名:Alex Ridha)は1982年生まれ、1996年からDJ活動を始める。
1998年から曲作りを始め、Kid Alex名義では'Hambit / Just Can't Forget'を2000年にリリース、2006年には2枚組CD'Restless'をリリース。リミキサーとしてはThe Roots,Ian O'Brien-Docker,I-Robots,Telexなど手がけている。


またBoys Noize,909d1sco,MORGENTAU名義でも活動し特にBoys Noize名義では2004年に'The Bomb / Boy Neu'でGigoroよりリリースし最近ではTurboやkitsuneなどのリリースでも知られる。リミキサーとしてはLützenkirchen,John Starlight,Riot In Belgium,Para One,Bloc Party,Depeche Mode,Kaiser Chiefs,Tiga,Teenage Bad Girl,Creepsなどなどがある。909d1sco名義ではでは'Donnerstag / Alien Attakk'をリリース(かなり傑作)。



またユニットとしてはEinzeller名義で'SCHWARZFAHRER'をEastwest名義(Housemeisterと)で'Easy Come-Easy Go! / Psychedelic Disco'をリリース。最近ではTurboでも知られるAndi Meid(Dim)と二人でPUZIQUeなるユニットも結成し自身のBoys Noizeから'Relax!'をリリース。



自身でレーベルも経営し,自身のBoys Noize,Einzeller,Eastwest,PUZIQUeやLady B,Housemeister,I-Robots,John Starlightなどがリリースしている。


4月が待ち切れません!!



Boys Noize - Feel Good (TV=Off)(Shinichi Osawa Edit) (Kitsune)


Puzique - Relax! (Boys Noize)


Teenage Bad Girl - Cocotte (Boys Noize Rework)

Feb 14, 2007

GOD


いつまでも色褪せない。輝きは増すばかり。

Paul Epworth


ポール・エプワース(本名Paul Epworth)はイギリス・ロンドン出身のプロデューサー、リミキサー、ソングライター、ミュージシャン。Phones,Epic Man名義でも活躍中。


プロデュースはSolid State Revival,Red Organ Serpent Sound,New Rhodes,Negative For Francis,Sons & Daughters,Wolf &Ccub,Death From Above 1979,Babyshambles,Kano,Plan b,White Rose Movement,The Rakes,Maximo Park,The Streets,The Futureheads,Lomax,The Raptureなど。


リミキサーとしてはThe Streets,The Futureheads,Shaznay Lewis,Bloc Party,The Music ,Lomax,Death From Above 1979,Annie,Tom Vek,New Order,U2,The Kills,The Rakes,Gang Of Four,Simian Mobile Disco,Editorsなどを手がける.こちらはPhones名義で活動中。


ミュージシャンとしてはKitsunéからPhones名義で Sharpen The Knives / Worryin'をリリース。Epic Man名義ではPlan Bと共にリリースするなど今後の活躍に期待。


また自身でGood And Evilというレーベルを経営しMystery Jets,Shy Child,Long Blondes,Trick And The Heartstringsなどがリリースしている。


ロックとエレクトロを結ぶ最重要人物ではないでしょうか。




Black Strobe - Shining Bright Star (Phones Industrial Version) (Playlouderecordings)




The Futureheads - Hounds of Love (Phones' Wolves at the Door Remix) (679 Recordings)



Bloc Party - The Prayer (Phones Metal Jackin' Mix) (Vice Records)



New Young Pony Club - The Bomb (Phones Edit)

Feb 13, 2007

・・・


サボってしまいました…


最近のお気に入りを。明日から書きます!!


OZGUR CAN - 84 SHOTS(Original) (Pickadoll)




SEBASTIEN LEGER & CHRIS LAKE - Aqualight (Royal Flush)

Feb 7, 2007

M.A.N.D.Y. & Booka Shade


祝来日!!

HRFQ : さて、インタビューを始めさせて頂こうと思います。M.A.N.D.Y. のレコード・デビューは '01年ですが、2人での活動は '90年代から続けていますよね。M.A.N.D.Y. としてのデビュー前にどういった活動をしていたか少し教えてもらえますか?


Patrick Bodmer : 僕は大学で Booka shade の Arno と Walter の2人と仲良くなったんだ。僕たちは法律を一緒に学んでいたんだけど、授業が2つも終わると Walter が法律より音楽を作る方が好きだと言ってきてね。あれは '90年のことだったな。Phillip には、ホーム・スタジオを持っている面白そうな奴に会ったと教えておいたんだ。当時の僕たちは2人ともレイヴァーだったから、何か一緒に音楽を作ろうと考えていたんだよね。それで、ある日 Walter を呼んで彼のスタジオでプレイしてみたら、すぐに幾つかのトラックが出来上がったというわけさ。

Phillip : そのときのトラックがいい出来だったかどうかは分からないけど、とりあえず幾つかのトラックが出来上がったのは確かだね。

Patrick : 実は、僕たちは '92年から '95年の間に色々なレーベルから3つか4つのシングルをリリースしているんだ。

HRFQ : 確かあなたたちは Arcus の 'Happy Rose' というトランス・レコードも手掛けていますよね?


Patrick : えっ! Phillip : どうしてそんなことを知っているんだい?あれは最低でも 165bpm はあったトラックだったね。最近自分の作品を振り返っていたんで、ブッキング・エージェンシーのスタッフのためにそのレコードをプレイしてみたんだけど、彼女ったら「その酷いレコードを止めてもらえる?」と言ってきたんだ。「ごめんよ、これは僕たちの昔のレコードなんだ」と言い返したけどね。昔はどのレコードも bpm が速かったんだよ。どれもみんな 140bpm から 150bpm はあったはずさ。そう、だから…。いや、でも僕たちはいつでも 'Happy Rose' のようにメロディがあるトラックを作っていると思うよ。僕たちはいつもメロディ重視だったんだ。それに、当時の僕たちはただレコードをリリース出来るというだけで幸せだったのさ。

Patrick : Walter と Arno はボーカルがいてステージで演奏するようなシンセ・ポップのバンドをやっていたから、テクノについては何一つ知らなかったんだ。僕たちはそんなポップ・バンドが持っているスタジオで、シンセ・ポップをテクノにしようとしたのさ。そしたら結果として、あのトランス・レコードが生まれたというわけなんだ。

Phillip : でも、あのレコードはいい出来だったと思うよ!今後、誰一人として聴くことが無いように祈ってはいるけどね。

HRFQ : このインタビューが掲載されれば、みんなその存在を知って買いに行ってしまうかもしれませんよ。さて、あなたたちは Booka Shade と大学時代からの友人だったというお話でしたが、先週インタビューをした Steve Bug は、才能ある友人の存在が自身のレーベル Dessous や Poker Flat を運営していく上で大きな助けになったと言っていました。あなたたちのレーベル Get Physical にとっても友人の存在が助けになっていると思いますか?


Patrick : 間違いなくそうだね。特に Walter は大切な存在さ。彼はスタジオを持っていたし、プロダクションのテクニックも教えてくれたからね。

Phillip : 彼のスタジオは本当にプロ使用のものだったんだ。シンセサイザーとコンピューターが1つずつあるだけといった感じではなくてさ。スタジオの機材がフルに揃っていて、最初から本当にいい音を出すことが出来たんだ。

Patrick : それに彼は僕たちにその機材の使い方も教えてくれたしね。

Phillip : でも、互いに与え合うものがあったんだと思うよ。僕たちは彼に長年レイヴァーをしてきた経験から得た知識を全部教えたし、彼をクラブにも連れて行ったしね。だから、あれは仲のいい友人同士のギブ・アンド・テイクのようなものだったのさ。

HRFQ : 少し話題を変えさせてください。あなたたちのレーベルの名前である Get Physical とは、Olivia Newton John から取ったものではないですか?


Patrick : 実はもう2つ理由があるんだ。

Phillip : 元々は Olivia Newton John から取ったわけではないんだよね。

Patrick : そう。レーベルを始めた当時は mp3 や新しいインターネット・ビジネスが出てきた時でもあったんだけど、僕たちはそういったヴァーチャルな世界に反対していたというのが主な理由なんだ。僕たちはスポーツに夢中で体を動かすことが大好きだったし、コンピューターのオタクでは全く無かったしね。僕たちはみんなヴァーチャルなことより、フィジカルなことをしたいと思っていたんだよ。 もう1つの理由は、ボディ・ミュージックとダンスをすることから来ているんだ。つまり、コンセプト重視の頭で考えて聴くようなトラックではなくて、もっと体を動かしたくなるような音楽のことさ。それと、ディスコも根底にはあるんだ。中でも '70年代のディスコは間違いなく重要なものだと言えるね。このレーベル名は、オーガニックで人間味溢れるディスコ・ミュージックのことを指してもいるのさ。

Phillip : そんな風に考えていたら、ロゴに使っている女性の絵が自然と浮かんできたんだけど、それを見て僕たちは Olivia Newton John に似てるなと思ったんだよね。

Patrick : 元々は違ったんだけど、僕たちはそのロゴの女性の顔を置き換えて…。

Phillip : あの顔は Olivia Newton John のものでさえ無いと思うよ。

Patrick : そうだっけ?いや、そんなことはないよ!あれは Olivia Newton John に顔を置き換えたもののはずさ。ロゴを作ったのは僕だよ!最初はケーブルを体に巻いた昔っぽいディスコ・ガールだったんだけど、その顔を Olivia Newton John に置き換えたんだ。

Phillip : そうだ、確かにそうしたね。

HRFQ : 今のお話にも関連したことで1つ伺わせてください。あなたたちは他のプロデューサーたちが持っていないようなユーモアのセンスを持ち合わせていますよね。あなたたちの音楽はコンセプト重視の頭で考えて聴くような音楽ではありません。他のプロデューサーもあなたたちを見習うべきだと思いますか?


Phillip : 他のプロデューサーについては言及しないようにしているんだ。

Patrick : ただ、他の人たちの仕事にはいつも敬意を払うようにはしているよ。

Phillip : もし一人だけでスタジオに篭もって作業をしたりレーベルを運営したりしていたら、明らかに面白みが少ないよね。でも僕たちは6人でやっているから、いつも互いにからかい合ったりしているのさ。

Patrick : 僕たちがシリアスではないって?僕だってやろうと思えば出来るさ。ほらーーー!(と言っておどけて見せる)

Phillip : いや、でも本当にそれは僕たちがいつも一緒にいるからでしかないと思うよ。友達と一緒に遊んでいるときにシリアスになったりしないよね。でも、もしたった一人でやっていたら、スタジオではもっとシリアスになるだろうし、コンセプト重視の頭で考えて聴くような音楽をつくってしまうことになるんじゃないかな。

HRFQ : 何だか面白そうな仕事に思えますね。友達と遊んでいるなんて。


Patrick : ああ。今は本当にいいスタジオがあって、そこの2階にはマンションも持っているから、特にいい状況だと言えるね。それにレーベルのスタッフとも家族的な親密さがあるしさ。ちょっとおかしなことだとも思うよ。だって、'90年代に Walter とスタジオで夢見ていたようなことが現実になっているのだからね。いつの日か、働いたりせずにただ楽しい時間を過ごせるようになりたいと思っていたんだけど、それが現実に起き始めているんだ。

HRFQ : M.A.N.D.Y. とは、何の略なのですか?


Phillip : 当ててごらんよ。実は、僕たちは色々な名前を考えていたんだけど、Y で終わる名前を思いつくのが難しかっただけなんだ。たくさんの人が僕たちの名前の由来について聞いてきたけど、正解に近いことを言ったのはあるイギリス人の女の子だけだったね。でも、本当にいい答えだと思うものはまだ出て来てないよ。

Patrick : Mandy という名前の裏にはとても個人的なエピソードが隠されているんだ。それはもちろん若者の恋の話だよ。でも、これは本当に個人的な話だから、聞いたって退屈するだけだと思うな。一文字ずつに点を打っているのは、デザイン的な問題からさ。

Phillip : オーストラリアでそうだったように、未だに多くの人が M.A.N.D.Y. という名前を聞くと女性が出てきて DJ をすると勘違いしてしまうみたいだね。

Patrick : 最初は面白いと思ったんだ。と言うのも、こんなエピソードがあるからでね。僕たちはソニー・ミュージックで働いている友達のためにあるリミックスを手掛けたんだ。それはエレクトロニック・ロック・バンドの Galleon のために一日でやったものだったんだけど、ソニーが電話をかけてきてそのリミックスのラジオ・エディットをつくっていいかと聞いてきたんだよね。それで暫くしたら、そのラジオ・エディットが MTV でヘヴィー・ローテーションになったものだから、彼らは僕たちの名前をレコードに載せたがってさ。結局その曲はドイツで一番売れたハウス・レコードの一つになったんで、ブッキング・エージェントからは毎日電話が掛かってきたんだよ。でも、彼らは女性 DJ を期待していたみたいで、みんな僕たちのことを見るなり、「なんだ、男2人じゃないか!それだったら君たちをブッキングする必要はないよ」と言ってきたんだ。彼らがそんな勘違いをしたのは、間違いなくプロモーション・ビデオにドレスを着たスーパー・モデルが出ていたからだね。

Phillip : しかも、そのモデルはビデオの中で DJ をしていたんだよ。

Patrick : そうそう、DJ をしていたんだ。だから、ブッキング・エージェントはみんなこのスーパー・モデルを巨大なハウス・クラブでプレイさせようとしたわけさ。僕たちはその手のクラブでも何度か DJ をしたけど、あまり興味が持てなくてね。それ以来、僕たちは巨大クラブでプレイして大金を得るというオファーは完全に断るようにしたんだ。僕たちはその活動に2年も費やしたし、リミックスは本当にいい出来だったから、そういった状況になってしまったのは辛かったよ。最初からあまりに成功し過ぎてしまったんだね。でも、僕たちはこの商業的なイメージから逃げ出さなくてはならないと思ったんだ。

HRFQ : さて、そろそろ終わりにしましょうか。これから出番だというのに長い時間を頂きまして、ありがとうございました。


Phillip : とんでもない。

Patrick : こちらこそありがとう。

(Higher Frequency )



Marc Romboy Vs. Booka Shade - Everyday In My Life(Martin Landsky Remix) (Systematic)


Booka Shade - Darko(Booka's Funk Da Funk Mix) (Get Physical Music)


M.A.N.D.Y. Vs. Booka Shade - Body Language(Tocadisco Remix) (Apollo Recordings)


Tiga - 3 Weeks (Booka Shade Dub) (Different)

Feb 6, 2007

Mika


Mikaは80年代中頃、戦時中のレバノンのベイルートで生まれる。戦争の為父親が人質に連れて行かれるなどして、結局まずパリに行きその後ロンドンに定住しました。



それで彼は話や冗談などの自分の考えを伝えるために音楽を使い考えを述べたそうです。



歌う事はロシア人の牧師の支援もあり、本当のプロになりたいと思い始め、現在はソングライター、歌手、プロデューサーやOrchestratorなどもしている。次世代のポップスター!!



プリンス、ハリーネルソン、エルトン・ジョン、マイケル・ジャクソン  これらの人々は他の誰かが実行することができなかった驚くべきポップミュージックのレコードを作ります、そして、それは私がいつもしたかったことです。


ほんとにすんばらしくいい歌です。



Mika - Relax (Take It Easy) (Universal)






Feb 4, 2007

VAN SHEEEEEEHHHHHH


シドニー出身の4人組バンドVAN SHEは2005年にModular RecordingsからKelly,Sex Cityなどを含むシングルを発売。2006年には、同名義のアルバムをリリース。



VAN SHEは80'sポスト・パンク、90'sグランジをはじめ、ファンクにシンセ・ポップ、フレンチ・ハウスから70'sクラウト・ロックまで、多様なバック・グラウンドを持ち,Phoenix,Zoot Woman,Daft Punk,Radiohead,the Human League などが好きと書いてある。



またVAN SHEのメンバー二人と二人の女(これは誰なのかしら?)でVan She Technologic(Van She Tech)なる名義でも活動中。Remixワークが素晴らしい。



メンバー個人の活動だと、メンバーのMichael Di FrancescoはVAN SHE以前に色々なバンドをしてたみたいです。去年にはプロデュースなんかもやっています。またメンバーの一人であるNicky Van SheはBang Gang DJs(Ajaxもメンバーなんですね!!)のメンバーDangerous DanとNicky Van She And Dangerous Dan 名義でDaft PunkのカバーAround The World Againを出すなど個人での活躍も目立つ。



Remixワーク(Van She Tech 含む)はThe Presets,Klaxons,New Young Pony Club,Klaas vs I Am Finn,Teenager,The Valentinos(vs Bang Gang),Audio Theivesなどどれもセンス抜群!!!


さらに TIGAやMSTRKRFTなどのRemixも控えている。


本当に素晴らしいですし、次の作品が待ち遠しい限りです。










The Juan Maclean


アメリカ東部ロードアイランドのバンド、Six Finger Satellite という、90年代にエレクトロ・ロックを展開していたバンドでギタリストとシンセプレイヤーを担当していたのがJuan Maclean(本名:Juan Maclean)である。



DevoとKraftwerkを合わせたようなバンドで(レーベルメイトにはNirvanaなども。)、しかしその早すぎる才能のために解散。



その後、Juan Macleanはドラッグなどの影響により諦めかけるところであったが、再び音楽を合奏し始めるために旧友ジェームス・マーフィーの助けもありまた音楽活動を再開する。(DFAの二人がSix Finger Satelliteのファンであった。)


2002年DFAからBy The Time I Get To Venusをリリース、その後2005年にはCD「Less Than Human」をリリース。



RemixワークはTrash Palace,Chromeo,AIR ,Daft Punk,Duchess Says,Chicken Lips,VHS Or Beta,The The Presetsなどがある。










Feb 2, 2007

Greeeeeeeat Stuff


祝来日!!!
という事でGreat Stuffの曲をどうぞ♪まさにGREATなレーベルです。



GREGOR TRESHER & GUY GERBER - Open The Gates(Original) (Great Stuff)